こんにちは、ミズユキです。
昔から好きになるとその人に見た目が寄っていってしまうクセがある。
ファンというものは元来そういう習性があるようで、実際、敬愛するT.M.Revolutionのライブに行くと、貴教がしていた髪型を真似したり、貴教愛用のファッション、アクセをしている西ヲタを多く見かけた。
コスプレなんてその究極形ではないだろうか。
さて、昨今私がどハマりしているYouTuber水溜りボンドのトミーというひとがいる。
向かって右側がトミー↓
トミーは長い髪と外ハネの襟足がトレードマークなのだが、ある時こんな動画を見た。
【襟足】トミーの外ハネを内巻きにしたら面白すぎたwww
トミーがただ美容院で内巻きにするというだけの動画なのだが、私はこれだッ!と思った。
何故かはわからない。
それまでは黒髪・重め・ショートボブで、友人からはブルゾンちえみみたいだねと言われていた。
申し訳ないが、私は意図してブルゾンちえみになりたかった訳ではないし、髪型に不満があったわけではない。ただ私の顔面と相まってブルゾンちえみが作り出されてしまったのだ。
(唯一良かったのは、自分が思うよりマジのマジで似ていたらしく、35億と振り向いて言うだけで笑いを取ることができた)
そんな私のブルゾンにTMR-革命-が起こった。
いつも聴いている
Takanori Makes Revolutionではない。
まさに
Tominaga Makes Revolutionだったのだ。
よく美容院で『芸能人の〇〇みたいな髪型にしてください!』という話は聞いたことがある。
あれはあくまで顔面ポテンシャルが高い人が似合うのであり、顔が髪型について来ないと、結果、髪型だけが目立つという悲惨な状況になってしまう。
なので今までそんな恥ずかしいことよく言えんなー、自分は絶対ムリだわと思っていた。
『すいません、この髪型にしてください。』
私は10年来、通っている美容師さんにあの動画のトミーのスクショを見せていた。
どうか水溜りボンドを知らないでいてくれ〜〜〜〜〜〜と内心、願いながら。
『んーオッケー。緩めに毛先の方をパーマと、カラーはブラウンにピンクが少し入ってるね。トーンは8くらい?』
特に何も突っ込まれなかった。
まぁ当然といえば当然なのだが。美容師さんってそれが仕事だし。
もしかしたら水ボン知ってたけど、言わなかった…?
いやそれ以前に、これにしてくれ!って見せた画像が思いっきり男だったが、それについてもスルーされていた。
あっという間に、カラーとパーマが進んでいく。
ちなみに私の通っている美容院は、地元でもかなり人気店でたくさん賞を取ったりしているところである。
美容師さんの指示で、若いアシスタントさん達が両サイドで髪を巻いてくれる。
アシスタントさんは年的に絶対YouTuber知ってる世代だったが、まさかYouTuberの髪型オーダーで巻いてるとは思ってもいないだろう。
いよいよ、最後のシャンプーへ。
頭を洗われている間、もう後戻りできないという不安が急に押し寄せてきた。
よみがえるブルゾン。
あれは富永知義というひとがしているからかっこいいのであって、最終、鏡を見たとき自分はトミーの髪型に負けているかもしれない。
大丈夫、自分を信じろ。いや待て、よく考えてみろ。私はトミーではない。
よく考えなくても私はトミーではなかった。
そんな葛藤をしながら、話しかけてくるアシスタントさんに適当に相槌を打つ。
もう一つ不安があった。
たしか画像のカラーは結構明るい色だった。ピンクとか入ってるし。
明日仕事行けるんかコレ…と、また別の問題が発生してしまった。
『はい、どうぞ!できたよー!』
美容師さんが手鏡を渡してくれた。
えっ…あっ…めっちゃいい…です……
顔面は私だったが、上手い具合にトミーの髪型になっていた。馴染んでいる。髪色も全然不自然ではない。
(次の日仕事だったが、むしろ好評だった。)
こうして私は、無事(?)推しの髪型になることができた。わりと楽しかった。
最後に美容師さんにみせたスクショを貼って終わります。ありがとうございました。