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ミズユキのブログです

【日常】アムウェイに勧誘された話


こんにちは、ミズユキです。

 

 

3年くらい前の話である。

 


よく行く居酒屋の店員さんで可愛い子がいた。芸能人でいうと土屋太鳳ちゃん似だった。細くてスタイルのいい子だった。
その子をアリサとする。

 


店に行くうちにアリサと少しずつ話すようになった。実は自分と同世代であり、アニメ好きのオタクということで意気投合した。アリサが好きなアニメはデュラララ!!であった。
デュラララ!!は見たこと無かったが、後で調べてみると好きな声優が出ていたので、それだけで好感をおぼえた。

 

 

だいぶ打ち解けてきた頃、ついにお店の外で一緒にお茶を飲むことになった。

 


アリサには当時、年上のヒモ男がついていた。どうしても離れられないということだった。

 

私自身も大した経験をしていないので、アドバイスも何も役に立たなかったが、真面目な話もしつつ、好きなアニメの話もしながらずっとしゃべっていた。

 

その頃には、すでにラインも交換して、今度一緒にライブ行こうかなんて話もしていた。

 


2ヶ月ほど楽しい日々を過ごしていた。あの頃、一人で飲み歩いていた私は気軽に話せる人が増えたと嬉しかった。

 

 


がしかし、こんなことになろうとは。

 

 

アリサが店を辞めることになった。理由は都内で働くからだという。
アリサの最後の出勤の日、お店に行った。
会えなくなるのは残念だったが向こうで頑張って欲しいと思った。

 

 


それから一年ほど経った頃、突然ラインがきた。

 


こっちに帰ってきているので、久しぶりに飲みにいこうとの事だった。
二つ返事で了承する私。


すると、こんな返信がきた。


いつもお世話になってる人も来てるんだけど、一緒でもいい?

 

観光かなと思いながら了解し、当日になった。
待ち合わせの店に行くとアリサと2人の男性がいた。聞くとシェアハウス仲間だという。

 

今思い返せば明らかにおかしいのだが、当時の私は、いい女は東京へ行けばシェアハウスが当たり前なんだろうなと思っていた。アホである。

 

supremeのTシャツを着た男と、サーファーの男だった。男に仕事を聞くと、世界中を旅してるというような事を言う。正直あんまりはっきりしない答えだった。

その時点で気づくべきだったが、当時のアホな私はなんか凄い人なのかと勝手に納得してしまった。

 

アリサに向こうでの生活はどう?楽しい?と聞くと、スマホで大勢でBBQしている写真やフットサルをしている楽しそうな写真を見せてくれた。

 

アリサは相変わらず可愛かったが、飲み会の最中、鞄から何やらピルケースのようなものを取り出し、灰色の錠剤を飲んでいた。
何してるのと聞くと、太りにくくなるサプリメントと勧められ、言われるがままに私も飲んでしまった。

 

今考えればめちゃくちゃ恐ろしいことをしたのである。

 


二軒目に移動し、ボックス席で飲んでいた時に突然ことが起きる。

 


アリサ「私実は、〇〇さん(男のこと)のところでお手伝いしてるんだー。前にもっとお金欲しいって言ってたよね?〇〇さんはとても成功されてる方なんだよ。権利収入ってしってる?

 

知らないと答える私。

 

 

じゃあアムウェイって知ってる?

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アリサは突然ノートを取り出して何やら書きはじめた。

 

「いま洗剤とか生活用品って色んなメーカーのものを買ってるよね?それをこの洗剤に変えるだけなの。で、商品が良かったらまずこの洗剤を他の人に勧めて買ってもらったとすると入ってくるお金はー…」

 


全身から血の気が引いていくのがわかった。アムウェイ自体は知らなかったが、これはマルチではないか。自分がはめられようとしているのにようやく気付いたのである。

 


完全に酔いが覚めた。
冷静にみると、必死で説明するアリサとその隣で黙って見つめている男たち。

 


気づけば分厚いカタログまで取り出してきていた。カタログには、先ほどのピルケースと謎の錠剤が載っていた。


「…っていう感じだけど、どうかな?わかった?」


よく見るとアリサの目は怯えていた。隣にいるのはおそらく教育係?上位ランクの人間なのだろう。
向こうではめられたなと思った。
今回ラインしてきたのも勧誘するためだったのだろう。

 

 

もう頭の中は一刻も早くここから離脱することでいっぱいであった。
電話がかかってきたフリをして帰る意を表明した。


あんだけ権利収入で働く必要ないくらい儲けてる言うてたのに、最後きっちり割り勘でなんか笑えた。
(いや、成功してるんじゃないのかよ)

 

 

 

 

逃げるように走って帰った。
それから一度も彼女とは会っていない。